患者は54歳男性。 排尿困難を主訴に当院を受診した 超音波検査で両側水腎,尿閉を認めバルーンカテーテルを留置し約1,500mlの尿流出を認めた 尿閉解除後も右腹部に鵞卵大腫瘤を触知したため,精査目的に入院した直腸診で肛門は著しく狭窄,直腸壁は石様硬であった 腫瘍マーカーはいずれも囸常値であった。 腹部CTMRl検査にて直腸付近に長径約26cmの巨大な腫瘍を認めた。 入院後イレウスをきたし人工肛門造設術を施行した。 確萣診断のため経肛門的直腸生検を施行し病理組織化学的に悪性gastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断された。 現在鎮痛剤による痺痛コントロールと定期的なバルーンカテーテルの交換を行っている A 54-year-old man with the chief complaint of