英国海军编制编制符号 sl2

需要使用 JavaScript 才能显示此页功能。
请在您的浏览器中启用 JavaScript 以继续。
圣罗兰巴黎 SL2 beccou 模式太阳镜 919 EC 布朗 (sanrolampari)
二手 - 良好
乐天超级积分
226 积分!!
EMS直邮大促
(? 22,680)
实际价格可能因汇率变化而有所变化。
支付货币为日元
您选择的数量超过了可购买数量。请选择有效数量。
加入购物车之前,请选择选项。
加入购物车
此页面为原日语页面的简化版本。
发货方式:
国际邮政快递EMS
支付方式:
信用卡, PayPal, UnionPay, Alipay
? 产品运送条款
所有包括,请做。
你不能分离命令会一起运来。
请检查再一次将导致航运、 货到付款,银行汇款手续费每份 1 的订单,那么之前订购任何内存购买。
? 返回非商品
[没有退款] 的产品将是长期的股票和。
密切留意有关的库存,存储在产品注册过程中虽然没有污垢或产品描述不同符号秩或如果没有损坏。 当你购买,并考虑他们作为特价,而我们同意它时,不允许返回。 请提前声明。
? 长期缺席和减法器
我们会要求产品后发送给您,每当您收到就会。
载体存储时间 (大约 7 天从航运中心到达) 将返回如果您不会收到甚至超越产品。 这将开票公司所受的损害。
更多的信息-从
? 付款信息
-付款详细信息
SL2 beccou 模式太阳镜 919 EC
框架,宽︰ 大约 14。 5 厘米高度︰ 5 厘米寺庙长度︰ 15 厘米
更多产品信息
它是 sanrolampari SL2 beccou 模式太阳镜 919 ec。
参展商可能会遇到轻微但明显的损害。
商店联系人
请联系存储坚田 (077-571-1122)。 而且,如果你卖了在时间间隔是在商店出售,所以状态发生变化。 请注意,由于您的显示器,手机屏幕的外观形象,颜色也不同。
请您的订单之前,检查
? 商品地位排名信息
项目 A 的条件-排名符号 e 我们的产品,但请仅作为指导。
? 产品符号颜色
您可根据您显示器的环境,我们尝试重现作为可能的但实际产品的实际颜色略有不同。 请提前声明。
? 产品信息大小信息
请注意,这可能会导致错误的工作或材料特性测量事实上 1 到 2 厘米大小。
? 产品清单
我们的产品在商店里出售。 如果你购买产品的更新的股票数次又一次,但已经卖完了。 请注意我们的不便表示歉意。
* 请注意所有的二手商品,基本上我们。 如果打扰任何产品问题,问题问题之前订购和请求请考虑。
发货方式:
国际邮政快递EMS
国际邮政快递EMS方便快捷,可以从日本寄送到超过120个国家和地区。EMS有专业有效的邮件追踪服务和发件方保价索赔选项,专业安全服务闻名全球。另外数据显示,EMS通过海关时被截留机率最低。从日本到绝大多数国家,EMS只需一周以内就可送到。请见运费表。
支付方式:
本店接受以下种类的双币信用卡付款.
oMasterCard
o美国运通卡
本店铺接受 PayPal付款。收到本店铺确认订单的邮件之后,请使用邮件中提供的PayPal收款链接付款。
*如果您没有在邮件中指定的时间内完成付款,您的订单将自动取消
支付总额计算如下。
商品价格 + 国际运费
在收到您确认订单信息的回复之后,我们会通过邮件发送银联卡支付链
请在链接过期之前点击进入银联卡安全支付页面并完成支付,以保证订
请在本页下方找到银联卡支付的分步讲解页面链接。
支付总额计算如下。
商品价格 + 国际运费
在收到您确认订单信息的回复之后,我们会通过邮件发送支付宝支付链
请在链接过期之前点击进入支付宝安全支付页面并完成支付,以保证订
请在本页下方找到支付宝支付的分步讲解页面链接。
在使用支付宝付款后,将不可修改或取消订单,请您谅解
移动设备/手机:
本店铺可以使用支付宝支付
开始日期:03/10/ JST
结束日期:30/11/ JST
EMS直邮大促
符合EMS免運費資格的訂單僅限於本活動頁面中展示的店鋪, 並單筆訂單消費金額超過12,000日元,重量在3公斤内 。
/zh-cn/event/freeshipping/
开始日期:12/10/ JST
结束日期:19/10/ JST
本件商品无法由店铺直邮到
如需更多信息,请联系店铺
阿尔巴尼亚
阿尔及利亚
美属萨摩亚
安提瓜和巴布达
波斯尼亚和黑塞哥维那
布基纳法索
中非共和国
刚果(金)
刚果(布)
哥斯达黎加
捷克共和国
多米尼加共和国
赤道几内亚
埃塞俄比亚
福克兰群岛
法属圭亚那
几内亚比绍
印度尼西亚
哈萨克斯坦
吉尔吉斯斯坦
列支敦士登
马达加斯加
马绍尔群岛
毛里塔尼亚
蒙特塞拉特
新喀里多尼亚
巴布亚新几内亚
圣基茨和尼维斯
圣文森特和格林纳丁斯
圣多美和普林西比
沙特阿拉伯
斯洛文尼亚
所罗门群岛
法属波利尼西亚
塔吉克斯坦
特立尼达和多巴哥
土库曼斯坦
特克斯和凯科斯群岛
阿拉伯联合酋长国
乌兹别克斯坦
维尔京群岛,美属
选择快递方式
查看乐天超低价国际邮寄的运费
注意: 汇率仅作为参考。相关信息:
&&产品数量:10000
&&包装说明:纸箱
&&价格说明:1
温州禾奥电气有限公司:DS4-SL2-DC12V现货促销系列
因为是由线圈和触点组两部分组成的,所以继电器在电路图中
的图形符号也包括两部分:一个长方框表示线圈;一组触点符号表示触点组合。当触点不多电路比较简单时,往往把触点组直接画在线圈框的一侧,这种画法叫集中表示法。
电符号和触点形式:
继电器线圈在电路中用一个长方框符号表示,如果继电器有两个线圈,就画两个并列的长方框。同时在长方框内或长方框旁标上继电器的文字符号"J"。继电器的触点有两种表示方法:一种是把它们直接画在长方框一侧,这种表示法较为直观。另一种是按照电路连接的需要,把各个触点分别画到各自的控制电路中,通常在同一继电器的触点与线圈旁分别标注上相同的文字符号,并将触点组编上号码,以示区别。
继电器的触点有三种基本形式:
1、动合型(常开)(H型)线圈不通电时两触点是断开的,通电后,两个触点就闭合。以合字的拼音字头"H"表示。
2、动断型(常闭)(D型)线圈不通电时两触点是闭合的,通电后两个触点就断开。用断字的拼音字头"D"表示。
3、转换型(Z型)这是触点组型。这种触点组共有三个触点,即中间是动触点,上下各一个静触点。线圈不通电时,动触点和其中一个静触点断开和另一个闭合,线圈通电后,动触点就移动,使原来断开的成闭合,原来闭合的成断开状态,达到转换的目的。这样的触点组称为转换触点。用"转"字的拼音字头"z"表示。
继电器是具有功能的自动元件,广泛应用于遥控、遥测、
通讯、自动控制、机电一体化及电力电子设备中,是最重要的控制元件之一。
继电器一般都有能反映一定输入变量(如电流、电压、功率、阻抗、频率、温度、压力、速度、光等)的感应机构(输入部分);有能对被控电路实现"通"、"断"控制的执行机构(输出部分);在继电器的输入部分和输出部分之间,还有对输入量进行耦合隔离,功能处理和对输出部分进行驱动的中间机构(驱动部分)。
作为控制元件,概括起来,继电器有如下几种作用:
1)扩大控制范围:例如,多触点继电器控制信号达到某一定值时,可以按触点组的不同形式,同时换接、开断、接通多路电路。
2)放大:例如,灵敏型继电器、中间继电器等,用一个很微小的控制量,可以控制很大功率的电路。
3)综合信号:例如,当多个控制信号按规定的形式输入多绕组继电器时,经过比较综合,达到预定的控制效果。
4)自动、遥控、监测:例如,自动装置上的继电器与其他电器一起,可以组成程序控制线路,从而实现自动化运行。
1.按继电器的工作原理或结构特征分类
1)电磁继电器:利用输入电路内电路在铁芯
与衔铁间产生的吸力作用而工作的一种电气继电器。
2)固体继电器:指电子元件履行其功能而无运动构件的,输入和输出隔离的一种继电器。
3)温度继电器:当外界温度达到给定值时而动作的继电器。
4)舌簧继电器:利用密封在管内,具有触电簧片和衔铁磁路双重作用的舌簧动作来开,闭或转换线路的继电器
5)时间继电器:当加上或除去输入信号时,输出部分需延时或限时到规定时间才闭合或断开其被控线路继电器。
6)高频继电器:用于切换高频,射频线路而具有最小损耗的继电器。
7)极化继电器:有极化磁场与控制电流通过控制线圈所产生的磁场综合作用而动作的继电器。继电器的动作方向取决于控制线圈中流过的的电流方向。
8)其他类型的继电器:如光继电器,声继电器,热继电器,仪表式继电器,霍尔效应继电器,差动继电器等。
2、按继电器的外形尺寸分类
1)微型继电器
2)超小型微型继电器
3)小型微型继电器
注:对于密封或封闭式继电器,外形尺寸为继电器本体三个相互垂直方向的最大尺寸,不包括安装件,引出端,压筋,压边,翻边和密封焊点的尺寸。
3、按继电器的负载分类
1)微功率继电器
2)弱功率继电器
3)中功率继电器
4)大功率继电器
4、按继电器的防护特征分类
1)密封继电器
2)封闭式继电器
3)敞开式继电器
5、按继电器按照动作原理可分类
5)数字型等
6、按照反应的物理量可分类
1)电流继电器
2)电压继电器
3)功率方向继电器
4)阻抗继电器
5)频率继电器
6)气体(瓦斯)继电器
7、按照继电器在保护回路中所起的作用可分类
1)启动继电器
2)量度继电器
3)时间继电器
4)中间继电器
5)信号继电器
6)出口继电器
400){this.width=400;}"
border="0"> 上传我的文档
 下载
 收藏
擅长各类行政文档的撰写以及归档,熟悉行政、人事等事务。
 下载此文档
正在努力加载中...
(高清正版) JB T
空气分离设备流程图 图形符号和文字代号 标准
下载积分:780
内容提示:(高清正版) JB T
空气分离设备流程图 图形符号和文字代号 标准
文档格式:PDF|
浏览次数:28|
上传日期: 16:12:50|
文档星级:
该用户还上传了这些文档
(高清正版) JB T
空气分离设备流程图 图形
官方公共微信编织常用英文词汇缩写和符号
编织常用英文词汇缩写和符号
alt& && && &交替的approx&&大约beg& && & 开始,开端CC& && && &对比色cm& && && &厘米CN& && && &绞链针cont& && & 继续dec(s)& & 减针DK& && && &双股织dpn& && & 双头针foll& && &&&下列的g& && && &&&克g st& && & 往返平针(以正针编织每行)inc(s)& & 加针k& && && &&&正针编织k2tog& & 用正针法将两针织在一起(减一针)k3tog& & 用正针法将三针织在一起(减两针)kwise& &以正针的方式LH& && &&&左手LT& && &&&以左手的方向m& && && &米mm& && &毫米M1& && & 加一针M1L& &&&扭一针向左(加一针)M1R& &&&扭一针向右(加一针)MB& && & 编织小球MC& && &主要色彩p& && && &反针patt(s)& && && &&&范例,图案,方式patt rep(s)& &&&图案循环PB& && &订珠PM& && &做标记p2tog 反针方法织两针(减一针)p3tog 反针方法织三针(减两针)psso& &将线圈拉过针脚p2sso 将两个线圈拉过针脚pwise 反针方式rem& & 保留rep(s) 重复rev st st& && & 一行反针,一行正针 RH& && &右手rnd(s) 圆周RS& && &正面RT& && &向右扭skpo&&滑一针,织一针将滑过的针套拉出(减一针)sk2po&&滑一针,织两针,将滑过的针套拉出(减两针)sl2tog-k1-psso&&一起滑两针,织一针,将滑过的两针再拉下来(减两针)ssk& &&&依次滑两针,将滑过的两针以正针方式织在一起(减一针)ssp& & 依次滑两针,从线圈背面将滑过的两针以反针方式织在一起(减一针)sl& && & 滑sl st& &滑针sl 1& & 滑1针sl 1 k 以正针方式滑一针sl 1 p 以反针方式滑一针st(s)&&针脚,线迹St St&&反正针tbl& &&&从线圈的背后tog& & 一起WS& &反面Wyib 将线放在织物后面Wyif&&将线放在织物前面Ybk& &将纱线放后yfwd 纱线放前yo& &&&纱线越过/过线yrn& & 纱线绕在针上yon& &纱线从上面绕过针*& && & 按照*之后的说明重复或者织到一行结束[]& && &方括号中的数字是更大的规格()& && &圆括号中的内容为重复说明
发表评论:
馆藏&38027
TA的推荐TA的最新馆藏[转]&[转]&LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE
WIPO Patent Application WO/
Provided is a liquid crystal display device wherein a liquid crystal panel (2) is arranged between two linear polarization plates (1, 3).
The liquid crystal display device is provided with a triacetyl cellulose film (4), which has biaxial optical anisotropy with an in-plane retardation within the range of 40-100nm, on the panel front side from the front polarization plate (3) of the two linear polarization plates (1, 3).
Thus, a screen can be viewed by high display qualities through polarized sunglasses, not only in the front view but also in a view where an azimuth and a polar angle in the visual direction, with which a view point is set, are even horizontally deviated from those of the front view.
Inventors:
NANMATSU, Akihiro (())
雙松 章浩 (())
HONGO, Koki (())
本郷 弘毅 (())
Application Number:
Publication Date:
11/19/2009
Filing Date:
02/03/2009
Export Citation:
SHARP KABUSHIKI KAISHA (22-22, Nagaike-cho Abeno-ku, Osaka-sh, Osaka 22, 54585, JP)
シャープ株式会社 (〒22 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 Osaka, 54585, JP)
NANMATSU, Akihiro (())
雙松 章浩 (())
HONGO, Koki (())
International Classes:
G02F1/13363
View Patent Images:
&&&&&&PDF help
Foreign References:
JPSAJPHAJPAJPS5636406AJPS5081167AJPJPHAJPJPHA
Other References:
See also references of EP
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (Daiwa Minamimorimachi Building, 2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita, Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 41, 53000, JP)
2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、
上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm~100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを備えていることを特徴とする液晶表示装置。
上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムよりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
上記フロント偏光板は、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと、保護膜との間に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
上記保護膜はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、
上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、厚み方向のリタデーションが30nm~90nmの範囲にある、一軸性の光学異方性を有する位相差板を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
上記位相差板よりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
上記位相差板は2枚の保護膜の間に支持されていることを特徴とする請求項6または7に記載の液晶表示装置。
上記2枚の保護膜のうちの少なくとも一方はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
上記2枚の保護膜のうちの上記位相差板よりもパネル前面側にある保護膜上に表面処理膜が設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載の液晶表示装置。
上記液晶パネルはツイストネマティック液晶により表示を行うことを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
30度の方位角方向における正面からの極角範囲が-5度から+15度の範囲にあるビューポイントに対して、到達光の偏光の楕円率が40%以上であることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
Description:
液晶表示装置
本発明は、液晶表示装置の広視野角化に関するものである。
液晶表示装置は、TV装置や、コンピュータ、携帯端末用のディスプレイのみならず、カーナビゲーションや後部座席エンターテイメントなどの車載用ディスプレイとしても広く普及するに至っている。これらの液晶表示装置は特定の直線偏光を装置内から取り出して視認者に提供するため、偏光サングラスを装
着して画面を視認する場合には、視認者の姿勢によっては液晶画面からの偏光が偏光サングラスで遮られて画面を正しく認識することができない。前記の車載用ディスプレイについては特に乗り物の搭乗者が偏光サングラスを装着する機会が比較的多いことから、この偏光サングラスによる画面不可視の問題は重
要視されている。
そこで、従来は、例えば特許文献1~3に開示されているように、液晶表示装置のフロント偏光板のパネル前面側にλ/4板を配置し、直線偏光を円偏光に変換してから偏光サングラスに届くようにする技術が適用されている。
図5に、液晶画面からの光が偏光サングラスによって遮られる原理を示す。
バックライト光L0はリア偏光板101によって直線偏光に変換されて液晶パネル102に入射する。液晶パネル102には典型的にTN(Twisted Nematic:ツイストネマティック)液晶セルが用いられ、その旋光後の偏光方向が画面の水平線に対して時計回りに45度の角度をなすように、液晶分子の互いに直交する両配向軸102a?102bの方向が決定されている。従って、リア偏光板101の透過軸101aは上記旋光後の偏光方向に対して
直交している。液晶パネル102から出射された表示光はフロント偏光板103を透過する。フロント偏光板103の透過軸103aは上記旋光後の偏光方向に対して平行である。フロント偏光板103を透過した光は、低反射層などで構成される表面処理膜104を通過する。こうして液晶画面からの出射光は
偏光サングラス105に到達する。偏光サングラス105の透過軸105aは通常の装着姿勢において垂直方向となるように配置されており、液晶画面からの到達光L101のうち透過軸105aに平行な成分が、透過光L101aとして視認者に認識される。
しかし、もし偏光サングラス105を装着している視認者が顔を傾けて液晶画面を視認しようとする結果、偏光サングラス105への到達光L102の偏光方向が透過軸105aと直交したりそれに近い方向になったりした場合には、到達光L102は偏光サングラス105によって遮られ、視認者に届かない。
例えば、上記のTN液晶セルを用いた液晶表示装置では、視認者が顔を右側に45度傾けて画面を見ようとする場合に、偏光サングラス105の透過軸105aが到達光L102の偏光方向に対して直交する。
これに対して、図6に示すように、フロント偏光板103のパネル前面側にλ/4板107を配置すると、リア偏光板103を透過した直線偏光はλ/4板107によって円偏光に変換される。この場合には、偏光サングラス105への到達光L103は、視認者が顔を傾けているか否かに関わらず、偏光サング
ラス105の透過軸105aに平行な成分を常に等しく有するので、偏光サングラス105を透過し、透過光L103aとして視認者に認識される。
日本国公開特許公報「特公昭56-36406号公報(日公告、特開昭50-81167号公報:日公開)」
日本国公開特許公報「特許第2940031号公報(日登録、特開平3-174512号公報:日公開)」
日本国公開特許公報「特許第3105374号公報(日登録、特開平6-258634号公報:日公開)」
しかしながら、液晶表示装置を前述の車載機種として使用する場合には、図7に示すように、液晶表示装置201の画面垂直方向から斜め上や水平方向へ約30度傾けたところが、実使用の視覚方向として設定されている。図7では、左座席にドライバD、右座席に同乗者Pがそれぞれ搭乗しているとする。この
とき、ドライバDにとっては画面垂直方向から左斜め方向あるいは左水平方向となる-20度~-50度の方位角の範囲のうちの-30度に実使用の視覚方向が設定されるとともに当該視覚方向上にビューポイントQ1が設定され、同乗者Pにとっては画面垂直方向から右斜め方向あるいは右水平方向となる+2
0度~+50度の方位角の範囲のうちの+30度に実使用の視覚方向が設定されるとともに当該視覚方向上にビューポイントQ2が設定されている。画面からドライバDおよび同乗者Pのそれぞれの視点までの距離dは700mm程度である。
従って、前述したλ/4板107を配置した従来の液晶表示装置では、液晶表示装置を正面から視認する場合には透過光の直交成分間のリタデーションが140nm(波長560nmに対する位相差として90度)となるので、出射光は円偏光として偏光サングラス105に到達するが、ビューポイントQ1?Q
2に対してはλ/4板107の透過光は完全な円偏光とはならないので、偏光サングラス105の透過光量が透過軸105aの傾き具合によって変化してしまう。この結果、方位角および極角が正面視から左右にずれたビューポイントQ1?Q2では、視野角拡大フィルムなどにより液晶層の複屈折異方性が補償
されていたとしても、λ/4板107による位相の適正な補正が得られず、表示品位の点で液晶表示装置の十分なパフォーマンスが得られないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することにある。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm~100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロ
ースフィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板よりもパネル前面側に、面内のリタデーションが40nm~100nmの範囲にある、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを備えている。透過モードにある液晶パネルからフロント偏光板を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデ
ーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、3次元の屈折率異方性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向のビュ
ーポイントから視認される場合に、視認者には略円偏光となった光が到達する。これにより、視認者が偏光サングラスを装着していても、顔の傾け角度に関わらず到達光が偏光サングラスを同じように透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記トリアセチルセルロースフィルムの面内のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラスの装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムよりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、視野角拡大フィルムによってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムにより左右方向へのリタデーションを適正化するので、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラスの装着者にそのまま活か
すことができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記フロント偏光板は、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと、保護膜との間に支持されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムと保護膜との間にフロント偏光板が支持されるので、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルムを用いてフロント偏光板が従来のように2枚の保護膜に支持された構成となる。これにより、フロント偏光板の
強度および温度?湿度への耐性を向上させることができるので、フロント偏光板は安定した特性を発揮することができるという効果を奏する。また、保護膜を構成する部品点数を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記保護膜はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板のパネル背面側の保護膜がトリアセチルセルロースフィルムとなるので、フロント偏光板に対して適切な組み合わせの保護膜になるという効果を奏する。また、このフロント偏光板のパネル背面側の保護膜としてのトリアセチルセルロースフィルムには、光学異方性を有さな
いものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム上に表面処理膜が設けられているので、光の反射を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、2枚の直線偏光板の間に液晶パネルが配置された液晶表示装置において、上記2枚の直線偏光板のうちのフロント偏光板よりもパネル前面側に、厚み方向のリタデーションが30nm~90nmの範囲にある、一軸性の光学異方性を有する位相差板を備えて
いることを特徴としている。
上記の発明によれば、フロント偏光板よりもパネル前面側に、厚み方向のリタデーションが30nm~90nmの範囲にある、一軸性の光学異方性を有する位相差板を備えている。透過モードにある液晶パネルからフロント偏光板を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションの略倍量のリ
タデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、光路長の視覚方向依存性により140nmに近いリタデーションを与えることができる。従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向
のビューポイントから視認される場合に、視認者には略円偏光となった光が到達する。これにより、視認者が偏光サングラスを装着していても、顔の傾け角度に関わらず到達光が偏光サングラスを同じように透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記トリアセチルセルロースフィルムの厚み方向のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラスの装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記位相差板よりもパネル背面側に視野角拡大フィルムを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、視野角拡大フィルムによってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、一軸性の光学異方性を有する位相差板により左右方向へのリタデーションを適正化するので、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラスの装着者にそのまま活かすことができるという効
果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記位相差板は2枚の保護膜の間に支持されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板が2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、位相差板の強度および温度?湿度への耐性が向上するので、位相差板は安定した特性を発揮することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記2枚の保護膜のうちの少なくとも一方はトリアセチルセルロースフィルムであることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板の保護膜がトリアセチルセルロースフィルムとなるので、位相差板に対して適切な組み合わせの保護膜になるという効果を奏する。また、このトリアセチルセルロースフィルムには、光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーション
の補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記2枚の保護膜のうちの上記位相差板よりもパネル前面側にある保護膜上に表面処理膜が設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、位相差板よりもパネル前面側にある保護膜上に表面処理膜が設けられているので、光の反射を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、上記液晶パネルはツイストネマティック液晶により表示を行うことを特徴としている。
上記の発明によれば、液晶パネルがツイストネマティック液晶により表示を行うので、フロント偏光板からの出射光の偏光方向が水平軸に対して通常反時計回りに135度傾くこととなる。従って、当該液晶表示装置を車載機種のディスプレイとして用いると、顔を傾けたときに偏光サングラスの透過軸が液晶画
面から到達する直線偏光と直交しやすい左側座席の搭乗者にとって、とりわけ、安全運転のために偏光サングラスを装着する機会の多い左ハンドル車のドライバにとって有効であるという効果を奏する。
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、30度の方位角方向における正面からの極角範囲が-5度から+15度の範囲にあるビューポイントに対して、到達光の偏光の楕円率が40%以上であることを特徴としている。
上記の発明によれば、方位角30度付近における通常の視覚範囲において、140nmに近いリタデーションを与えることができるという効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明によって明白になるであろう。
本発明の実施形態を示すものであり、液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 図1の液晶表示装置の第1の実施例の構成を示す断面図である。 図1の液晶表示装置の第2の実施例の構成を示す断面図である。 図1の液晶表示装置が備える液晶パネルの回路構成を示す回路ブロック図である。 従来技術を示すものであり、出射光が偏光サングラスによって遮られる場合の液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 従来技術を示すものであり、出射光がλ/4板を通して視認者に到達する場合の液晶表示装置の積層構成を示す分解斜視図である。 液晶表示装置のビューポイントを説明する図である。 第2の実施例における液晶表示装置の第1の変形例の構成を示す断面図である。 第2の実施例における液晶表示装置の第2の変形例の構成を示す断面図である。
符号の説明
リア偏光板(直線偏光板)
液晶パネル
フロント偏光板(直線偏光板)
光学異方性フィルム(二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム、位相差板)
表面処理膜
TACフィルム(保護膜、トリアセチルセルロースフィルム)
視野角拡大フィルム
視野角拡大フィルム
TACフィルム(保護膜、トリアセチルセルロースフィルム)
TACフィルム(二軸性の光学異方性を有するトリアセチルセルロースフィルム)
液晶表示装置
本発明の一実施形態について図1ないし図4、図8、および、図9に基づいて説明すると以下の通りである。
図1に、本実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す。
液晶表示装置は、リア偏光板1、液晶パネル2、フロント偏光板3、光学異方性フィルム4、および、表面処理膜5を備えている。
リア偏光板1は直線偏光板であり、透過軸1aが液晶パネル2の水平軸に対して反時計回りに45度の角度をなすように配置されている。液晶パネル2は、ここではTN液晶セルが用いられたパネルである。液晶層に対するリア側の配向軸2aはリア偏光板1の透過軸に直交しており、フロント側の配向軸2bは
配向軸2aに直交している。フロント偏光板3は直線偏光板であり、透過軸3aが液晶パネル2の水平軸に対して反時計回りに135度の角度をなすように配置されていて、リア偏光板1とクロスニコルの関係にある。
光学異方性フィルム4はその光学異方性すなわち屈折率異方性によって透過光にリタデーションを与えるフィルムであり、前出の図7で説明した液晶表示装置のビューポイントQ1?Q2の方向への出射光に対して140nmに近いリタデーション、すなわち波長560nmの光に対して偏光成分間に90度の位
相差を与える。光学異方性フィルム4の面内遅相軸4aはフロント偏光板3の透過軸3aに対して45度の角度をなすように配置されている。表面処理膜5は低反射層などで構成されている。
上記の構成の液晶表示装置における偏光の状態について、以下に説明する。
バックライト光L0はリア偏光板1によって直線偏光に変換されて液晶パネル2に入射する。液晶パネル2はノーマリホワイトであり、液晶層に電圧が印加されていない状態では、入射した直線偏光は旋光により偏光方向を90度回転させられるのでフロント偏光板3を透過し、表示光となる。また、液晶層に電
圧が印加されている状態では入射した直線偏光は液晶層をそのまま通過するのでフロント偏光板3により吸収され、液晶パネル2は黒表示状態となる。フロント偏光板3を透過した光は光学異方性フィルム4に入射し、パネル正面方向にはそのz軸方向(厚み方向)のリタデーションが与えられる一方、その他の
方位角および極角の方向へは、光学異方性および光路長の視覚方向依存性によって方向に応じたリタデーションが与えられる。特に、図7のビューポイントQ1?Q2の方向である方位角30度付近における、通常の視覚範囲となる正面からの極角範囲(例えば-5度~+15度の範囲)の方向へは140nmに
近いリタデーションが与えられるので、視認者への到達光は略円偏光となる。
従って、車載用ディスプレイとして搭乗者により視認される場合のように左右方向のビューポイントから視認される場合には、視認者が偏光サングラス6を装着していても、偏光サングラス6の透過軸6aの方向を決める顔の傾け角度に関わらず、図1にL1で示すように到達光が偏光サングラス6を同じように
透過することとなり、視認者は常に安定した品位の表示を認識することができる。
また、パネルの正面方向に対しては顔を傾けて視認することが稀であることから、上記光学異方性フィルム4の厚み方向のリタデーションが上記の範囲内であっても、偏光サングラス6の装着者が表示品位のばらつきを感じる不都合は発生しにくい。
以上により、正面視のみならず、ビューポイントが設定される視覚方向の方位角および極角が正面視から左右にずれていても、偏光サングラスを通して高表示品位で画面を視認することのできる液晶表示装置を実現することができる。本実施形態に係るこのような液晶表示装置は、車載機種のディスプレイとして
用いられる場合に、TN液晶セルを用いていることによりフロント偏光板からの出射光の偏光方向が水平軸に対して通常反時計回りに135度傾いているので、顔を傾けたときに偏光サングラスの透過軸が液晶画面から到達する直線偏光と直交しやすい左側座席の搭乗者にとって、とりわけ、安全運転のために偏
光サングラスを装着する機会の多いドライバにとって有効である。従って、本発明の液晶表示装置は左ハンドル車のディスプレイとして非常に適している。
次に、上記光学異方性フィルム4の具体例を挙げながら液晶表示装置の実施例について説明する。
図2に、光学異方性フィルム4を二軸性の光学異方性を有するTAC(Triacetylcellulose:トリアセチルセルロース)フィルム41とした液晶表示装置の積層構成を示す。
この液晶表示装置では、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム11、視野角拡大フィルム12、フロント偏光板3、TACフィルム41、および、表面処理膜5がこの順に積層されている。
TACフィルム41はz軸方向(厚み方向)の主屈折率nzが、面内のx軸方向の主屈折率nxおよびy軸方向の主屈折率nyとは異なる屈折率となる屈折率異方性を有している。また、主屈折率nxと主屈折率nyとは互いに異なっており、主屈折率nxと主屈折率nyとのうち大きいほうに対応する軸が図1
に示した面内遅相軸4aに相当している。そして、TACフィルム41の面内のリタデーションは70nm±30nmの範囲、すなわち40nm~100nmに設定されている。これは、パネル正面方向に対しては90度の位相差を与えるリタデーションよりも小さい。このようにすると、透過モードにある液晶
パネル2からフロント偏光板3を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、3次元の屈折率異方性により140nmに近いリタデーションを与えることができる
。この視覚方向における表示品位を確保するために、上記の±30nmの範囲は、30度の方位角方向における偏光の楕円率が40%以上の範囲内に設定されることで得られる。作成時には、ビューポイント方向のリタデーションが140nmに近くなるように、TACフィルム41の厚みを調整すればよい。
また、本実施例の液晶表示装置は、TACフィルム41よりもパネル背面側に視野角拡大フィルム12を備えているので、視野角拡大フィルム12によってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、TACフィルム41により左右方向へのリタデーションが適正化される。液晶セ
ルをTNモードで使用する場合には、黒表示状態において残留リタデーションにより斜め方向に光が漏れやすいが、この視野角拡大フィルム12によって複屈折異方性を補償することにより黒表示状態が理想状態に近づくので、斜め方向から見た場合のコントラストを向上させることができる。このような視野角
拡大フィルム12としては、例えばWVフィルムと呼ばれる、TACフィルム上にディスコティック液晶層を設けた構成を有するフィルムを使用することができる。このWVフィルムでは複屈折の他に旋光性の補償も行うことが可能である。また、その他の視野角拡大フィルム12として、PC(Poly-Ca
rbonate:ポリカーボネート)やPVA(Poly-Vinylalcohol:ポリビニルアルコール)のフィルムを一軸延伸したものも利用できる。視野角拡大フィルム12を使用することにより、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラス6の装着者にそのまま活かすことができる。
また、TACフィルム11は、光学異方性を有していなくても有していてもいずれでもよい。フロント偏光板3はパネルフロント側のTACフィルム41とパネル背面側のTACフィルム11との間に支持され、TACフィルム41とTACフィルム11とはともにフロント偏光板3の保護膜として機能する。従
って、リタデーションを補償する目的で使用されるTACフィルム41が同時にフロント偏光板3の保護膜として使用できることになるので、フロント偏光板3が従来のように2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、フロント偏光板3の強度および温度?湿度への耐性を向上させることができる
ので、フロント偏光板3は安定した特性を発揮することができる。また、TACフィルム41が保護膜を兼ねるので、保護膜を構成する部品点数を抑制することができる。
また、フロント偏光板3の両保護膜がTACフィルムであるので、フロント偏光板3に対して適切な組み合わせの保護膜となる。また、このフロント偏光板3のパネル背面側の保護膜としてのTACフィルム12には、光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーシ
ョンの補正の必要性の有無に応じて、フロント偏光板3の保護膜を、積層構成の簡単さを損なうことなく構成し分けることができる。TACフィルム12に光学異方性を与える場合には、膜形成時に厚みを所望のリタデーションに合わせて調整する。また、フロント偏光板3のパネル背面側の保護膜に光学異方性
を与えないときにはPET(Polyethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)なども使用可能である。なお、TACフィルム11は無くてもよい。
また、本実施例の液晶表示装置では、TACフィルム41上に表面処理膜5が設けられているので、光の反射を抑制することができる。表面処理膜5としては例えば従来のアンチグレア膜やARフィルムと呼ばれる膜などを用いることができる。
また、リア偏光板1は上下にTACフィルムを備えている構成であるが、便宜上図示を省略している。
図3に、光学異方性フィルム4を一軸性の光学異方性を有する位相差板42とした液晶表示装置の積層構成を示す。
この液晶表示装置では、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム16、フロント偏光板3、TACフィルム17、位相差板42、保護膜18、および、表面処理膜5がこの順に積層されている。
位相差板42はz軸方向(厚み方向)の主屈折率nzが、面内のx軸方向の主屈折率nxおよびy軸方向の主屈折率nyのいずれか一方と等しい屈折率となる屈折率異方性を有している。また、主屈折率nxと主屈折率nyとは互いに異なっており、主屈折率nxと主屈折率nyとのうち大きいほうに対応する軸
が図1に示した面内遅相軸4aに相当している。そして、位相差板42の厚み方向のリタデーションは60nm±30nmの範囲、すなわち30nm~90nmに設定されている。これは、パネル正面方向に対しては90度の位相差を与えるリタデーションよりも小さい。このようにすると、透過モードにある液
晶パネル2からフロント偏光板3を抜けた光は、パネル正面方向には上記範囲内にあるリタデーションの略倍量のリタデーションを与えられるが、30度程度の方位角およびこの方位角に伴う通常の視覚範囲として使用される極角範囲へ出射された光には、光路長の視覚方向依存性により140nmに近いリタデ
ーションを与えることができる。この視覚方向における表示品位を確保するために、上記±30nmの範囲は、30度の方位角方向における偏光の楕円率が40%以上の範囲内に設定されることで得られる。作成時には、ビューポイント方向のリタデーションが140nmに近くなるように、位相差板42の厚み
を調整すればよい。この位相差板42として、例えばPC(poly-carbonate:ポリカーボネート)やPVA(poly-vinylalcohol:ポリビニルアルコール)のフィルムを一軸延伸したものが利用できる。
また、本実施例の液晶表示装置は、位相差板42よりもパネル背面側に視野角拡大フィルム16を備えているので、視野角拡大フィルム16によってリタデーションや旋光性の補償を行って視野角拡大効果を得た光に対して、位相差板42により左右方向へのリタデーションが適正化される。液晶セルをTNモー
ドで使用する場合には、黒表示状態において残留リタデーションにより斜め方向に光が漏れやすいが、この視野角拡大フィルム16によって複屈折異方性を補償することにより黒表示状態が理想状態に近づくので、斜め方向から見た場合のコントラストを向上させることができる。このような視野角拡大フィルム
16としては、例えばWVフィルムと呼ばれる、TACフィルム上にディスコティック液晶層を設けた構成を有するフィルムを使用することができる。このWVフィルムでは複屈折の他に旋光性の補償も行うことが可能である。また、その他の視野角拡大フィルム16として、PCやPVAのフィルムを一軸延伸
したものも利用できる。視野角拡大フィルム16を使用することにより、パネルの視野角拡大効果を偏光サングラス6の装着者にそのまま活かすことができる。
また、TACフィルム15?17は光学異方性を有していなくても有していてもいずれでもよい。フロント偏光板3はパネルフロント側のTACフィルム17とパネル背面側のTACフィルム15との間に支持され、TACフィルム15とTACフィルム17とはともにフロント偏光板3の保護膜として機能する
。保護膜18は位相差板42の保護膜であり、TACフィルムやPETなどからなる。TACフィルム17は保護膜18とともに位相差板42を挟持するので、やはり位相差板42の保護膜として機能する。これにより、位相差板42は2枚の保護膜の間に支持された構成となる。これにより、位相差板42の強
度および温度?湿度への耐性を向上させることができるので、位相差板42は安定した特性を発揮することができる。TAC15?17には光学異方性を有さないものと有するものとのいずれでも選択可能であることから、リタデーションの補償の必要性の有無に応じて、フロント偏光板3の保護膜を、積層構成
の簡単さを損なうことなく構成し分けることができる。TACフィルム15?17に光学異方性を与える場合には、膜形成時に厚みを所望のリタデーションに合わせて調整する。また、TACフィルム15?17に光学異方性を与えないときにはPET(Polyethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)なども使用可能である。なお、TACフィルム15は無くてもよい。
また、本実施例の液晶表示装置では、位相差板42上に表面処理膜5が設けられているので、光の反射を抑制することができる。表面処理膜5としては例えば従来のアンチグレア膜やARフィルムと呼ばれる膜などを用いることができる。
また、図8および図9に本実施例の変形例の構成を挙げる。
図8は、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム16、フロント偏光板3、TACフィルム43、および、表面処理膜5がこの順に積層された構成である。TACフィルム43は一軸性である。図9は、リア偏光板1、液晶パネル2、TACフィルム15、視野角拡大フィルム1
6、フロント偏光板3、TACフィルム17、3/4λ位相差板44、保護膜18、および、表面処理膜5がこの順に積層された構成である。図8の構成も図9の構成も、トータルの面内リタデーションが30nm~90nmの範囲に入っていればよい。
以上、光学異方性フィルム4の各実施例について述べた。
上記例では液晶パネル2をTN液晶セルを用いて構成しているが、これに限らず、垂直配向(VA:Vertical Alighnment)モードの液晶セルを用いてもよい。この場合には、フロント偏光板3の透過軸3aはパネルの縦方向に平行となり、リア偏光板1の透過軸1aはパネルの水平方向に平行となるのが通常であるが、通常の装着姿勢において透過軸の方向が垂直方向となる偏光サングラス4の装着者にとって
、顔の傾き角度に関わらず高い表示品位で視認することが可能であることはTNモードのときと同様である。
図4に、上記の液晶表示装置の一例である液晶表示装置20の回路構成を示す。
液晶表示装置20は、液晶パネル22、フレキシブルプリント基板23、および、コントロール基板24を備えている。
液晶パネル22は図1の液晶パネル2に相当しており、ガラス基板上にアモルファスシリコンや多結晶シリコン、CGシリコン、微結晶シリコンなどを用いて表示領域22a、複数のゲートライン(走査信号線)GL…、複数のソースライン(データ信号線)SL…、および、ゲートドライバ(走査信号線駆動回
路)25が作りこまれ、液晶層を挟んで対向基板と貼り合わされたアクティブマトリクス型の表示パネルである。表示領域22aは、複数の絵素PIX…がマトリクス状に配置された領域である。絵素PIXは、絵素の選択素子であるTFT21、液晶容量CL、および、補助容量Csを備えている。TFT21
のゲートはゲートラインGLに接続されており、TFT21のソースはソースラインSLに接続されている。液晶容量CLおよび補助容量CsはTFT21のドレインに接続されている。
複数のゲートラインGL…はゲートラインGL1?GL2?GL3?…?GLnからなり、それぞれゲートドライバ(走査信号線駆動回路)25の出力に接続されている。複数のソースラインSL…はソースラインSL1?SL2?SL3?…?SLmからなり、それぞれ後述するソースドライバ26の出力に接
続されている。また、図示しないが、絵素PIX…の各補助容量Csに補助容量電圧を与える補助容量配線が形成されている。
ゲ-トドライバ25は、表示パネル22上で表示領域22aに対してゲートラインGL…の延びる方向の一方側に隣接する領域に設けられており、ゲートラインGL…のそれぞれに順次ゲートパルス(走査パルス)を供給する。このゲートドライバ25は表示パネル12に、アモルファスシリコンや多結晶シリコ
ンを用いて、表示領域22aとモノリシックに作りこまれており、ゲートモノリシック、ゲートドライバレス、パネル内蔵ゲートドライバ、ゲートインパネルなどと称される。
フレキシブルプリント基板23は、ソースドライバ26を備えている。ソースドライバ26はソースラインSL…のそれぞれにデータ信号を供給する。コントロール基板24はフレキシブルプリント基板23に接続されており、ゲートドライバ25およびソースドライバ26に必要な信号や電源を供給する。コン
トロール基板24から出力されたゲートドライバ25へ供給する信号および電源は、フレキシブルプリント基板23を介して液晶パネル22上からゲートドライバ25へ供給される。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、車載機種などの左右方向から視認することの多いディスプレイ、とりわけTNの液晶分子が光学左旋性を有する場合には左ハンドル車のディスプレイに好適に使用することができる。
& 2004-. All rights reserved.

我要回帖

更多关于 二战英国空军编制 的文章

 

随机推荐